志賀野くんが歩いていると、おそらくコンビニかどこかに行ってきたのであろう新谷くんに出くわしました。 新谷くんは少し志賀野くんを睨みながら声をかけます。 「志賀野。お前強いんだってな?よかったら俺とつるまねぇか?」 「やだ」 志賀野くん即答です。 「なっ…、つるむくらいいいじゃねぇか!」 「んー…じゃあ俺に勝てたらいいよ」 新谷くんは息を飲みます。 学校一強いと言われ恐れられた志賀野くんに勝てるなんて新谷くんは思っていません。 でも志賀野くんとつるむには勝つしかないのです。