生まれた時から檻の中

目が覚めると…


つぅくんより少し大きい男の子がいた

「ママぁ、起きたよ」

「大きな声、出さないの。ビックリしちゃうでしょ?」

「はぁい」

「ひぃくん、撫でるときは先に手の匂いを嗅がせてあげてからよ」

「はぁい」

ひぃくんが手を出してきた

クンクン…

そっと撫でてくれたよ