生まれた時から檻の中

夢の中で、おばあさんが出てきた

いつもケージ越しに朝、ご飯とお水を入れると後はケージにさえ近づいてくれなかった
トイレもオシッコでぐっしょり濡れてても、私たちのウンチがいっぱいになっててもキレイにしてくれなかった
ひどい時は、汚いままのトイレの上に新聞紙をバサッとかぶせられた
仕方ないから新聞紙の上でトイレを済ませることもあった

首輪なんてなかった
ケージから出ることもなかった

小さい150×60cmの空間が私の知る世界の全てだった

撫でられるなんて、数えるほどしかなくって、ぶたれた回数の方がはるかに多かった

声を出せば
「うるさいよっ」

トイレからはみ出してしまったら
 「汚いねぇっ」

はなちゃんやポチと遊んでたら
「大人しくしてなよっ」


いっぱいぶたれた


もう…おばあさん家には帰りたくないなぁ…