「俺、ちょっと出かけるから。2人で仲良くな!」
思ってねぇよ、そんなこと。
自分が、醜い。
「大きなお世話だよ!……ま、行ってらっしゃい」
「おう」
「やっべ……」
真結に気づかれないようにさりげなく結弥を盗み見たら
瞳を潤ませて、こっちを見てた。
目が、何故かすっげぇ悲しげで、子犬みたいで、抑えきれなくなりそうだった。
あのまま家に閉じこもってたら
真結を容赦なく傷つけてたかも。
そんでもって、結弥のことも。
彼女の兄貴に抱かれるなんて
最悪、だろ?
深く深く、傷つくに決まってる。
家から逃げ出して、ほんと良かった。
思ってねぇよ、そんなこと。
自分が、醜い。
「大きなお世話だよ!……ま、行ってらっしゃい」
「おう」
「やっべ……」
真結に気づかれないようにさりげなく結弥を盗み見たら
瞳を潤ませて、こっちを見てた。
目が、何故かすっげぇ悲しげで、子犬みたいで、抑えきれなくなりそうだった。
あのまま家に閉じこもってたら
真結を容赦なく傷つけてたかも。
そんでもって、結弥のことも。
彼女の兄貴に抱かれるなんて
最悪、だろ?
深く深く、傷つくに決まってる。
家から逃げ出して、ほんと良かった。