い、今、お兄さん……


俺のこと好きって……


「う……うわっ!!」


「結弥、君……」


「あ……ご、ごめんなさいっ!!」


逃げるしかないって、思って、


全力で走る。


なんか、先輩のときとは違う怖さを感じちゃって……。



「何やってんだろ、俺」


そりゃ、突き飛ばされて逃げられるのも当然だろ。


男に告白なんかされて……しかも抱きしめられて。


結弥君、かなり傷ついただろうな。


はぁ……、もう会えねぇよ。


「最っ低だー……」


そんでもって、最悪だ。