「安奈おはよー!」 教室に入ったあたしに、早速声をかけてきたのは、 親友の李実。 「おはよ!」 「今日も安奈遅くない?」 「まぁね、朝は苦手」 内心、トイレにいました。 なんて思っている。 親友である李実にも先生との関係は言っていない。 なんか騙すようでいたたまれないのだが、 どこでどんな風に広まるからわからない。 本当に、絶対秘密関係なのだ。