でも一人でやるしかない・・・・
三回目の通り魔事件も気になるが今は目の前にある事件を解決せねば・・・・


稲上の顔が、レイナちゃんが居なくなったことで、余裕が出てきているような気がする
まぁ気のせいだろう・・・



「では手帳と携帯を見せてください。」


そういうと稲上は何のためらいもなく手帳と携帯をワシに手渡した


ワシは慎重に手帳を捲っていく
だが、生徒とのツーショットのプリクラはおろか、プリクラ自体貼られてなかった


そして、携帯にもプリクラは貼られてない



なんてこった・・・・。
ほかに女性が持ち運べるもの・・・・・



わからNEEEEEEEEEE


だがその時である
勝利の女神はワシに微笑んだのである



そう、ワシは携帯を手から滑らせてしまったのだ


すると床に打ちつけられた携帯ちゃんの電池カバーがぶっ飛んだ


「すいません。」


稲上の顔を見ると顔が青ざめている
俺はますます


「すいません。すいません。」と謝り、電池カバーを直そうとするとカバーの裏側にプリクラが貼られてあったのである



YHEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEI!!!



この顔はまぎれもなく菊池であった