さくらいろ *




「ふぅーー」



何か めちゃめちゃ疲れたよ




トイレを出た瞬間


トイレの前の壁に寄りかかっている龍君を見つけた




あれ?



「龍君どしたの?」


微笑んだ龍君は



「亜美ちゃん待ってた!2人で抜け出さない?」




え........





抜け出すとか
まぢですかぁー




「えっと...それはちょっと..みんな心配するしさ!」



戸惑う私の腕を掴んだ龍君





「平気だって!!」




いやいやいや

全然平気じゃないよ



あんたのその笑顔

危険なニオイするもんっ





「ね?っ」




イケメンスマイルで私に迫ってくる龍君



てゆーか



顔近いから。