フォ「しょうがない・・・・移動するわ」

リ「だって・・・どこも行きようが無いじゃん!どうすんの!?」

リオはもう涙をためている

フォ「ほら、ここに赤いボタンあるでしょ?そこが移動の手段なの」

フォルテは赤いボタンを指差す

フォ「これを押すと自動的にどこか移動できる。そのかわり・・・」

リ「その・・・かわり?」

フォ「この機械はもう使えなくなるわ」

リ「・・・・・」

しばらく無言が続く

フォ「もう…戻れないの」

移動してこの星で生き延びるか、捕まって一生奴隷人生を送るか

たとえ生き延びたとしても、捕まってしまうかもしれない

リ「・・・いいの?」

フォ「あたしはもう父から腐るほどいい思い出があるからね」

微笑むようにそう言った

フォ「・・・行くわよ。もうあたし達は地球人よ!」

フォルテは赤いボタンを押した。

アローンバールから、離れてゆくように・・・