しばらく泣いた後、落ち着きを取り戻して俊輔さんと向き合う。
『ごめんな。
驚かせて。』
『う、ううん。
私も涙と重ねて見たりして、ごめん。』
青い空に浮かぶ
真っ白な千切れ雲は
ふわふわ、空の彼方を舞っている。
『でも、どうして?どうしてココに居るの?』
『君のお兄さんに聞かなかった?』
やっぱり、兄さんが会った『俊輔さん』って……。
『山小屋で会った兄さんと同じ名前の人って、俊輔さんだったの?』
俊輔さんは
優しく微笑んで
『そうだよ。』
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