それから、兄さんと昼食をとり 山小屋に住んでた同じ名前の 『野田 俊輔』 さんの話しをしてくれた。 『その俊輔さんは、何で山小屋で暮らしているかって聞いたら 「ある運命の人に会うため」 って言うんだよ』 ある運命の人? 『へぇ。不思議な話だねぇ。 で、まだ会えてないのかい?』 母さんが兄さんの二杯目のご飯を注ぎながら、聞く。 『まだ、会えてないらしいよ。 だけど、もうすぐ会えるそうだ。』 少しだけ 胸騒ぎがした。