『………? じぃさん、さっき煙草買いに行ったんだけどなぁ』 『すぐ向かいの自販機?』 母さんは静かに頷いた。 『じゃあ、あたし見てくるよ。』 と智子が玄関まで小走りに向かう。 『あぁ、気を付けてなぁ……』 『うん!!』 本当に父さん、煙草買いに行っただけかなぁ。 私は 有りもしない嫌な想像を振り払い、ゆたかを膝に乗せて縁側に座る唯歌を見つめていた。