『唯歌、ゆたか この手紙を読んでる頃は パパは居ないだろうな。 唯歌、きれいな花嫁姿を見たかった。 ゆたか、まだ会ったコトの無い息子。ママのコトを守ってやってくれ。』 便箋の手紙は そこで終わっていた。 そしてその頃の私は 男の子を身ごもっていた。 その男の子の名前は 『ゆたか』 だが、なぜ自殺したのかって理由が 一番、重要な部分が記されてない。 あとは、日記だけ。