私に聞こえた 涙の声。 『な……んで?』 立ち上がった腰を へなへなっと地面に降ろした。 『俺と居るからじゃない?』 肩より少し短い 駿介さんの髪が…… セミロングに伸ばされた私の髪が…… 自然と風に吹かれ 宙を舞う。 『……涙?』 そこに居るなら 返事してよ。 『……っ……、 涙!!』 私は もう居ないはずの愛しい人の名を ナミダが枯れそうになるまで 叫び続けた。 駿介さんは そっと傍に居てくれた。