真智子さんに迎えに来てもらって今日の仕事場所へ向かう。


「菜々。今日はあのイケメンHARUに会えるのよぉ〜。楽しみねぇ」


「はぁ。真智子さんは本当にイケメン好きですね。」


「当たり前よ。イケメンは私の生きる糧でオアシスなんだから。」


ふふん。と嬉しそうに、真智子さんは上機嫌でいう。


真智子さんは、私の今のマネージャーで27歳。


私にとっては、姉の様な存在だ。


東京に出てきて3年。


初めて信頼し、心を開けると思った人だ。


何より、前のマネージャーみたいにプロデューサーと寝させて仕事を取ろうとしない所が安心できる。