ラブソングが聴こえる

そんな状態の私を見てHARUは面白く思ったのかくすっと口元に手をやり笑うと


口にチュッと軽いリップ音の鳴るキスをしてきた。



私はもう放心状態。



なにがなんだか分からない。



HARUはそんな私をよそに食べかけてたパンを早々と食べ終え立ち上がった。


そしてHARUはさっきのことはなんでもなかったように


「さぁ、再開するよ。」


と言った。


私はHARUが椅子から立ち上がる『ガタッ』という音で我に返り、いつもより早くドキドキいう心臓と



上がってしまった体温を元に戻そうと必死だった。