フラッシュバック


かみ切った舌は宙を飛ぶ。
そして、ゆらゆらとかすみ、
やがて粉々になり、その粒子は
どこへともなく消滅する。
逹八の舌は、喉に引き込まれ、
喉は、ブブブブ、ゲゲゲゲ……と
奇怪な音を出し続ける……。
朝子がおそるおそる大神の方を向き、

朝子「先生、今度はどうしたんですか!?」

大神「雲井が……自分で舌を噛んだんだ」

朝子「いやーっ!!」

大神「まずいな、舌をかみ切ったら、
舌の根元が気道をふさいで、
もう話はできん。
このサイトのメンテナンスIDや
パスワードを雲井から聞き出すことは
もう不可能になっちまった……!」