フラッシュバック

大神「小学生の頃、遠足に行ったんだが、
一人だけおいてきぼりを食って、
しかもそのあと、
古井戸に落ちてしまったんだ。
その時の、このまま誰にも助けて
くれなくて死ぬんじゃないか、
という時の恐怖が蘇った。
その時、裂傷を負って、
助け出された後で、縫合してもらった。
いまでも傷だけは残ってたんだが、
ところが」

と、大神は、大神は包帯をとり、
そして、あてていたガーゼも取る。
生々しい裂傷。
つい最近のもののように見える。

大神「三十何年の前のことなのに……」

真理「あのパソコンの、
あの『フラッシュバック』という
サイトを見て、そんな風に!?」

大神「ああ。
その時は、守衛さんに助けられて
現実に戻ったが、自宅に帰って、
眠ると、またその夢を見た」