結果、数でも実力でもその勢力に敵わなかったレッドスピードは、総長とカツノリ二人の決断により、解散する事となる。
十数年続いた歴史に幕を下ろしたのだ。
しかし当然の事ながらそれだけで事態は収拾できなかった。
総長とカツノリは事を荒立てた責任を問われ、その身を追われる事となる。
捕まる事の危険が大きいと察知した二人は、それぞれ違う場所に身を潜める事にした。
それが俺達の街だった…
首都高に差し掛かり、
俺はアクセルを思いっきりひねる。
アイツは身を隠すどころか、
目立ってしょうがなかったけどな…
初めて逢った日の喧嘩を思い出すと、フルフェイスのメットの中で思わず笑みが溢れた。



