私の頭を胸に埋める形で押さえ付けるケンジ。
「…ちょっ…ぐ…ぐるじぃ…」
もがく私の頭の上で、くすくすと笑う声が聞こえる。
「ちょっと!何するの!?苦しいでしょ!」
必死に顔を上げると、悪戯っ子のように目尻を下げて笑うケンジの顔。
「私だったからいいものを、ケンジのその力で押さえ付けられたら普通の女の子は死んでしまうわ!」
「いや悪い、お前の制服姿があまりにもそそるからな」
「もしかして、起きてたの!?
私、さっきから必死に起こして……」
私が言い終わる前に、ケンジの手がシャツの襟元から胸へ滑り込んでゆく。
「だから……んっ……
朝、起こす私の身にもなって………はぁ……んっ……」
私は意識を必死に保ちながら、テレビの上の時計に目をやった。
「だめ!仕事に遅れちゃう!」
私はケンジの手を払い退けベッドから立ち上がる
「いいじゃん。休んじゃえよ」
外れたシャツのボタンを止めていく私を、ケンジは不服そうにベッドから見上げる。
「だめよ!ダメダメ!
今日は大切な会議があるの」



