「いたい!!」 里沙の右足には包帯が巻かれ、紐のようなものに吊られていた。 目を覚ました里沙は、ここがどこか解らず、辺りをキョロキョロと見渡す。 白い服の女の人が里沙の目にとまった。 (かんご・・・ふ・・・さん・・・?) 里沙が目を覚ましている事に気がついた女性看護師が、 里沙の頭にそっと手を置いて静かに話しかけた。 「ちょっと待っててね・・伯父さんたちがもうすぐ来るからね」