「なんとも妙なみみずじゃな〜」三太は夢ではないかと目をこすりながらみみずの話しを聞いてみた。「わしらぁ土を何年も耕してきたものでごせぇます。何年も何年も耕して豊かにしてきたものでごぜぇます。それなのに今では魚の餌にされむごい扱いをうけております。あまりに可哀想なわしらになんとか地蔵さまをこしらえてもらえんだろうか。」