教室に入ったら、前に同じクラスだった子もたくさんいた。
今から、始業式。校長先生の長~い話を聞きに行かなければ・・・。
まずは、生徒指導がぐちぐちと説教・・・。
次に校長先生の話・・・。
「3年生は最後の年です。みなさん希望を持ち・・・・・」
ヤバい。眠い・・・。
何分間か、私は寝ていたのであろう。
「次は3-1の川久保先生です。」
あっ、私のクラスだ。担任誰なんだろう??
私は伏せていた顔を上げた。
えっ!?ウソ!!
そこに立っていたのは・・・。
「はじめまして。新しくこの学校に来た、川久保智樹です。」
・・・これって、運命??
昨日人目ぼれした相手が、今日から私の担任だなんて思わなかった。
正直にうれしい。
すると、由里が近付いてきた。
「エリナ~、あの先生気に入っちゃった??」
「えっ!!」
由里は私がキャバクラをやっているのは知っていた。
私は昨日あった全てを由里に話した。
「なるほど~。てかアンタ、ヤバいじゃん!!」
「・・・??」
「考えてみなよ。昨日あの先生にあってるんでしょ、キャバクラで。てことは、ばれたら退学かもよ!?」
あっ・・・。そうだった。どうしようわたし。。。
そんな不安とは反対に、智樹・・・先生が教室に入ってきた。