そこには2人の少年が立っていた。




1人は優しそうな、
まさに天使!って感じの人。
もう1人は恐そうな、
まさに悪魔!って感じの人。



それがあたしの第一印象。



見た感じ、全く正反対じゃん。




「さっきの口に出てたよ」



優しそうな人の方が言った。
以下(優)。




「えっ!?
まじですか?」



あれ全部聞かれてたとか…
あたしなんて言ってた?
ひどいこと言ってるよね。
ちょー恥しいじゃん…。




「俺の声がなんだって?」



恐そうな人が言った。
以下(恐)。




うひゃあ~///
顔が恐いですよー。
これは絶対、怒ってますねえ。



うーん。
どーしましょ。
どこかに逃げ道は――…




恐「逃げ道なんかねーけど?」




そう言ってあたしに近寄る。