「えぇっ!? 本当に王子連れて来たの…?」 「当たり前よ」 「じゃっ後は一人でがんば!」 「うっ…うん!」 胡桃は深呼吸して体育館裏へ行った 「あ…あのー…」 「話しがあるのって…」 「あっ、あたしです!!!」 「そ。んで何?」 「…あたしのこと覚えてる…?」 「…さぁ…?」 「あ、そ、そうだよねー… 覚えてないのにあれなんだけど… この傘、返しときたくて。」 「あぁ…大雨の日にダッシュで帰ろうとしてた子でしょ?」 「覚えてるの!?」