そう。



あの日、創の部屋から拝借したブツ…



それは…



『ッァ…アッ…』



「……」



ナニコレ…



『イ…ッ…ヤァッ…』



「……」



セーラー…服?



創の大切なコレクションの1つ。



そう。



AVのDVDで…



あたしは創の好みを知るため、部屋でひとり、チューハイ片手にAV鑑賞をしていた。



がっ…



まさか…



あたしはチラっとテレビ画面を見た。



まさか…



“セーラー服”



だなんて…



あたしは落としかけたチューハイの缶をテーブルに置くと、



どうしよう…



ウチの学校、ブレザーだったから…



って、



違う、違うっ!!



あたしはブンブンと首を振った。



セーラー服なんて…



今さら…



っていうか、



あたし…



絶対無理。



そして借りたAVを返すことなく…



っていうか、ケース見るだけで悶々といろんなコト考えちゃって…



触るのさえ怖くなっちゃって…



とうとう1人では抱えきれなくなっちゃったあたしは…



「セーラー服なんて…無理だよぅ。」



「大丈夫だってっ!!」



同僚で友達の玲夏に相談したのだった。