あたし、松本未来(まつもとみく)

白百合ヶ丘女学園の中3。
中学生徒会の会長をしてます。…めんどくさいんだけどね。この学校は中高一貫で、しかも男とご縁がない全寮制。1週間に1度は家にかえるけどね。

はぁぁ。眠い。


『ちょっと、未来。未来。早く支度して。朝食に間に合わないと先生がうるさいから』

この子があたしと同室で幼なじみの木下夢里(きのしたゆめり)あたしと一緒に中学生徒会で副会長をやってる。以外としっかり者。普段は超ド天然。

[未来。いい加減起きなさい。]

この、お母さん的なのが三浦那莎(みうらなさ)。同じく、幼なじみで中学生徒会の書記担当。


「はぁい。」

この学校は、平和で制服もかわいくて大好きだった。1番の決め手は場所、都会から少し離れた田舎があたしにとっての癒しになった。あたしの辛い過去…











それを知っているのは夢里と那莎だけだ。

あたしは、もう恋なんてしないって勝手に決めてたんだ。









あなたに出逢うまで…