リンゴとミカンの事情

「ごめんなさい。お前は気持ち悪くねぇよ。むしろ、テンション上がった。お前の美乳最高だ!お前が彼氏欲しいって言うなら立候補する」


ここまで来たら伝えるしかない。


「ガキの頃からお前が好きだった。ぶっちゃけ他の野郎なんかに渡したくねぇ。だから、オレと付き合って下さい」


玉砕覚悟で告白した。

ミカンの返事が返って来ないのが不安になる。


「早く言えよバーカ」


頭の上から聞こえたミカンの声に、顔をあげると唇に柔らかい感触と甘い匂いがした。