丸「お前のせいで追い出されたじゃねーか!!あの店からレッドカード貰ったら楽しみが一個減る!!泣)」
桃「それはこっちの台詞っすよ!!俺もうイエローカードだったんすから!!泣)」
……どっちもどっちのような気がするなー。てか、イエローカード貰ったんかい!?
丸「んで、結局お前何個食ったわけ?」
桃「えーと…、53個っす。」
丸「桃城…悪いな。俺は56個だぜぃ☆今回も俺の勝ちって事でニヤリッ)」
桃「ええー!!勝ったと思ったんすけどねー。侮れねーなぁ、侮れねーよ…。」
ケーキバイキングで俺に勝つなんて100年たっても早いぜぃ。
桃「でも、いつもの丸井先輩に戻ったっすね笑)」
丸「桃城お前…」
桃「俺もう行くんで。次会った時はテニスしましょーねー!!」
後ろ向きで歩きながら叫ぶ桃城に丸井は一人苦笑した後、自分も手を振りながら叫ぶ。
丸「そん時は俺の天才的妙技で負かしてやるぜぃ☆」
――――――――――
―――――――
――――
―
丸「なんか、桃城にまで気使わせたなぁ。」
ブン太は一人公園に来ていた。
丸「(そーいやあの時も夕日が綺麗だったよなぁ。)」
今、思い出すのは仁王の事だけ…。
仁王と授業サボった時、仁王が髪を下ろした時、手を繋いで幸せだった時……。
丸「(ああー…、今仁王に会いたいなぁ…。)」
秋の夕方は少し肌寒く、仁王に抱きしめられた時の温かさが恋しい…。
ベンチに座りながら疼くまるブン太。
