久しぶりに繋いだ気がする手。 結婚して。 子供が生まれて。 手を繋ぐことなんてだんだんなくなっていったけど、手を伸ばせばいつだってあたしの隣には秋斗のこの手があった。 大きい手。 あったかい手。 この手はいつだってそばにあったんだ。