ある街で女性に世話になっていた………


しばらくいろんな事が頭をめぐる……


何もやる気がおきない………………


あの組織は今はどうなったかはわからない………


携帯の電源をキッていたが、
いつも電源を入れるとすぐ着信がある……


説得するためか……


あるいは制裁をくわえるために……


オレを探していたのか………


もうどうでも良い事だ。


彼女はキャバ嬢をしていた……


オレは働かず………


また薬物に溺れて……


街に出ては浮気をして………


自分にイライラすると 彼女に 辛くあたっていた……


そんなオレを彼女は何も言わずにしばらく世話をしてくれていた…………


彼女の実家は裕福だが……


親に頼らずに自分で財を成したいと決意して生きている立派な子だ………


彼女の悪いトコは………




オレみたいな男に関わってしまったトコ………


でも彼女は……


泣けながら……


「もう限界…」
と言って去っていった………


当然の選択だ………


しかも………


しばらくの生活費と自分の部屋を残してくれた……………


当時のオレは……


それでも何も感謝もせず……




無気力にすごしていた。