組織は拡大していき、
末端にはどんな人がいるのかもわからなかった……
そんな中、
かつての仲間の一人に連絡がとれた……
いまはちゃんと美容師見習いしていると……
自分の道をみつけたんだろう……
風の噂でみんなそれぞれの道を歩いてるのを聞いていく………
純粋にオレを慕ってくれる子は……
オレのために命を懸けると言う……
かつてオレが彼に憧れたように……
あの時……
彼がオレをギリギリで止めてた気持ちがわかった……
オレは彼達に……
「オマエはまだちゃんと自分を見てない」……
自分なりの道を見つけて欲しくて口癖のように慕う子に言っていた……
自分自身にも。
