そばにいる…

その組織には、
全国各地からいろんな家出少年、家出少女があつまっていた。




みんなそれぞれだ……




小学生のトキから売春してる子、




窃盗を繰り返して生きてる子、




親から刃物で身体中に傷をつけられてる子、




両親が首吊りをしてしまい天涯孤独になった子……






書ききれないぐらいいろんな子がいた……




はじめて出会うわかりあえる仲間………






たまに全国にある支店に遊びにいかせてもらい、そこでもいろんな子がいる……


みんな13〜17才ぐらいだ。ちゃんとガッコーには言ってる子も結構いる……


こんな僕でも親戚の手前、高校に進学していた…………




でもアタマはいつも夜の事しか考えてない………




男をダマし…




女を泣かし……






人の不幸がたまらなくおかしかった………




どんなに悪い組織でも……




接する人は、今思っても暖かい人ばかりだ……





利用されてる部分……




支えてくれる部分……




組織のトップは計算高い悪いおっさんだが…
その下には野心溢れる若者が集まっていた……


その若者達に従うのがガキ達……僕達だ………


闇の中にも確かな絆はちゃんとある………