1Rの彼女*番外編*

「花梨、ソレどっから!?」


慌てるタク。

そーよ。
そのチケットはねぇ…。



「なんか難しい本の間に挟まってたよ。たっくん、コレ今日のために買っててくれたの?」


「違ーう!!」って、大声で叫びたかった。

だってソレは、アタシがタクにリクエストしたんだもん。


お互い仕事と大学。
そしてタクのバイトで最近デートらしいデートが出来ていなかった。

そりゃ、お隣さんだから、こうやってちょこちょこ会うことは出来るけど…。

そして。
やっと今日、お互いの休みが合って、デート出来るってコトになったから。
水族館に行きたいって、アタシがタクにお願いしたの。

大好きな人の…。
タクの隣で、イルカのショーが見たかったの。



だから。
絶対にコレは譲れないわ。


タクの前で、嬉しそうに水族館のチケットを見ている花梨ちゃん。


「たっくん、早く…。」


優しーく花梨ちゃんの腕を掴んで、究極の結子さんスマイル。


「3人で行こーね。花梨ちゃん。」