もしかして、わかってくれてるのかな。 私が嫉妬しちゃってたこと。 だから、私のために離していた手を握ってくれた。 優斗の後ろ姿を見てると、そんな気がする。 階段近くになれば、自然と手を離す優斗。 ちょっとだけど、人が少なくなるから。 わかってるのに、ちょっと寂しくなっちゃったり。 「へーきか。」 地図から目を離して聞く優斗に頷いて返事すれば、片頬を上げて前を向く。 .