「あっちー。」
ここにたどり着いた時には、すでに汗だく。
なんだかおかしくなってきて、二人で笑いあう。
またこの笑顔がかっこいいんだ。
キラキラしてる。
眩しいくらいに。
「ってか、」
ん?と見れば、さっきまでの爽やかさんはどこへやら。
いや、爽やかなことに変わりはないんだけど。
めちゃめちゃ不機嫌そうな顔。
「答え聞いてないんだけど?」
目の前のドアに鍵をさしながら、睨む優斗。
うん。
こういう顔もなかなか・・・ってか、結構・・・。
「おい。」
また、デコピン。
「いたっ。」
「だから、痛くねぇって。」
そのきついはずの言葉も優しくって。
ガラッとドアを開けると、生ぬるい空気が流れ出る。
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