「・・・・・・優斗。」
頷く変わりに、呼んでみる。
「なんだよ。」
また響く声に、胸がきゅんとした。
ぶっきらぼうな言葉なのに、なぜだか優しい。
とびっきりの優しさを感じてしまう。
「・・・・・・・・・ぎゅ、てしてもいい?」
「はっ?」
一気に速くなる鼓動。
思わず嬉しくなっちゃう。
可愛いなぁ、とか思ったりして。
「だめ?」
まだ、おでこをつけたまま呟いた。
さっきは出来なかったから。
思いっきりぎゅってしたい。
されたい。
「・・・別に。
どーぞ。」
両手を広げて余裕そうに見せてるけど、心臓は速い。
それが、嬉しくて嬉しくて。
ぎゅーっと、抱きついてみた。
それに答えるように、
ぎゅっ、と抱き締めてくれる優斗。
ふふ。
お互い、心臓壊れそうだね。
凄くドキドキしてる。
きゅんってときめいて。
でも、安心する。
「あー・・・・・・。
こりゃやばいな。」
「え?」
優斗の足の間にすっぽりと収まっていた私は、そのまま答える。
「いや、うん。
にやける。」
更にぎゅっとされて。
私の頬も緩む。
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