恋するシンデレラ





そう言われても。



涙は止まらないわけで。





今まで堪えてきたのもあってか、抑えることができなくなっていた。







「・・・ふー・・・・・・。」



あ。
ため息つかれちゃった。






いきなり、ぐいっと腕を掴まれて。


そのまま・・・・・・
















ぽすっ




目の前は白のワイシャツのドアップ。

また、あのいい匂いがする。













熱く火照る私の頬を、教室のドアから漏れた冷気がかすめる。













少し速い心臓の音が、おでこから伝わる。








ぽんぽん、と優しく背中を叩かれて。

なんだか落ちついちゃってる自分もいる。















「泣き止んだか?」



今度は低く優しい声が、おでこから全身に響くように伝わった。






あぁ。

いつの間にか泣き止んでた。











あー、なんだろ。



無性に抱きつきたくなる。






触れた所から伝わる熱も。

声も。

鼓動も。

匂いも。





全てが愛しくてたまらなくなる。




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