「だーかーら、あいつのバラを拾ったの。
ポケットがスカートにしかなかったから、落ちたんだよ。
・・・そうか。
あの時いたの、お前だったのか。」
だから、俺のせいね。
なんて、うんうんと頷く優斗。
今度は私がキョトンとする番だった。
え?
優斗、春日さんが好きなんじゃないの?
・・・あれ?
そもそも私、なんで春日さんだって思ってたんだっけ。
デマ情報がデマなのかもしれないって思って・・・
髪が短い子が好きだって言ってて・・・
それから・・・・・・
「あ!」
「・・・なんだよ。」
ビクッとする優斗なんかお構い無し。
「同じクラスの子から聞いたんだよ!
好きな子は、他校にいるって!」
「は?
だから、他校だろ?」
え?
見れば、段々真っ赤になっていく優斗。
「・・・・・・・・・え?」
「・・・まだ言わせる気かよ。
劇中さんざん言ったろ。」
『いーかげん気づけ、バカ。』と、そっぽを向く優斗。
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