しっかし・・・
「なんなんだろう、あの可愛さは。」
あんな笑顔見せられたら、皆好きになっちゃうよね。
うーん。
罪深い。
きゅんきゅんしちゃうじゃないか。
タピオカを飲みながら歩いていると、
クレープ屋さんの前に、見慣れた姿。
愛と、歌菜。
・・・まだ食べるんかい。
さっきもメールで、パフェ食べてるって言ってたのに。
すごいなー。
なんて思ってたら、歌菜が気づく。
「あっ!」
その目は、キラキラ。
愛もこっちを見たかと思えば、ニヤリ。
「上手くいった?」
出た。
そんなことだろうと思った。
仕方ないので、2人がクレープを買ってから、
中庭のベンチに向かった。
「奈々美はいらなかったの?」
もしかして。と続けた愛に頷く。
「まだ続けてるの?」
また頷いた私に、愛は呆れ笑いを浮かべた。
.

