私は、泣きながら、うつむいた。 「はい。」 「はあ」 彼が私の口をふさいでたタオルをほどいてくれた。 「何、かってなことしてんだよ」 陸くんは、すごい剣幕で怒鳴っている。 ぼこっ 鈍い音が聞こえたと思ったら、彼が陸くんを殴ってた。 「クソッ覚えてろよ」 そう、言葉を投げ捨てて、陸くんは、去っていった。 「大丈夫になったよ」 彼が優しく声をかけてくれた 「はい」 私は、立ち上がり、乱れた制服を直した。 「良かった。じゃあね」 そう言って、彼は、去っていった