「……ん……ぁ」
唇を離す。
汐莉の大きな瞳が僕を見つめる。
「………た…ける?」
「…汐莉………」
笑顔
怒った顔
泣き顔
寝顔
声
仕草
全部…全部。
僕が受け止めるから…
汐莉の全てを守っていくから……
だから…
傍にいてくれないか?
「………汐莉。
俺、お前が好きだ」
ほら、汐莉が驚いてる。
そして戸惑った顔をする。
耳まで真っ赤になってる。
そんなとこも可愛いんだけど。
汐莉が繋いだ手の握る力を強くする。
汐莉………
大好きだったよ。
生まれてから、ずっと…ずっと。
幼なじみだから
こんな感情抱くのはおかしいかもしれない。
だけど、汐莉が好きなんだ。
誰よりも、何よりも。
汐莉が大切なんだ
だから…僕のこと見てくれないか?
女子から告白されても
一度もOKなんかしなかった。
僕には汐莉だけなんだ
汐莉しかいらない。
「あたしも好き…
あたしでいいの?」
汐莉しかいらねぇって言ったろ?
「汐莉しかダメなんだよ?」
「ほんとに…ぃ?」
「当たり前」
涙目になる汐莉
上目遣いで見つめる汐莉
笑顔の汐莉
全て僕だけの宝物にしたい。
ちゅっ
汐莉は僕に
甘く優しいキスをした――……
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