その事が広まるには 全く時間がかからなかった。 『ふざけんじゃねーよ!!!!! なんなのそれ? 俺がなんであいつとまだ 付き合ってなきゃいけねーの? いい加減なことイッテんじゃねえよ!』 祐也は出所が咲だと知ったとたん 咲にものすごい勢いで怒鳴り付けた。 『えー、あたし悪くなくない? 悪いのは諒ちゃんじゃん。 嘘ついたのは諒ちゃんだよ。 あたしに怒んないでよ、祐也くん!』 咲は 全て あたしが悪いと 言ったのだ。