「奈々ーー帰ろーーー!」と沙希に声をかけられ私は


ちらっと涼の方をみてから「ちょっと待っててーー!!あッ先下駄箱いってていーよぉ!!!」

と言い私は涼の席まで行くと

「涼、今日はなんかごめんね迷惑かけちゃって.....しかも教室帰ってきた時もなんかヒューヒュー言われちゃったしうちらそんなんじゃないのにね??」

と言い涼の顔を見るとやっぱり一瞬悲しそうな顔をし作り笑いで

「....だな!!」

と涼は言った。



.......わからないよ。なんでそんな顔するの???やっぱりさっきのも見間違えぢゃなかったってことだよね???

じゃぁどおして......


「そんじゃ また明日な!!」涼はそういい残し教室を出て行った。


下駄箱につくと

「もーーなにやってたの??ほんとに涼くんと奈々って仲いーいよね??クラスの女子みんな羨ましがってるよ??」

「そんなことないってただの友達だしね。」

「奈々と涼くんって幼馴染だったよね???確か...」

「うん。そーだけど、どーして??」

「今日の涼くんなんかいまいちきらめき度が低かったからさ」

「ぶっ。何?そのきらめき度って??」

沙希と私はそんなしょーもない話をしながら帰った。



でも沙希とか他の人からみても涼が元気なかったとか...どーしたんだろ???

私は涼の悲しい顔が頭に浮かんでどーしようもなかった。