「和明、メンバーってこれで全員?」
「いやあと俺の友達1人誘ってある」
「楽器は?」
「主なのはギター。でもキーボードもいけるから色々といいかと思って」
「その人まだ来てませんよね?」
「
なんか用事あるだかで遅れるって……と、来た来た!」
屋上のドアが開く。
和明と同じくらいのシルエット。
でも髪の色だけは対象的に黒い男が入ってきた。
「橘ー!!おっす!!」
「…うーす。わり、遅れて」
橘と呼ばれた人は少し眠たげな目でみんなを見渡した。
「紹介するな。こいつ俺の友達の橘 悠貴。ギター専門であとキーボードもできるぞ!!」
「……よろしく。カズとは高校からの友達。大体の楽器はできるから」
