azure days-ツンデレ彼女とバカ男-


アサも祐夏が樹に本気なことに気付いていたらしく、暖かい目で祐夏の話に相づちを打っていた。



~♪
和明からメールだ。


『明日の放課後、バンドメンバーで集まりたいんだけどいいかな?!』


「二人共ー、明日の放課後暇?」

「よゆーで暇!!」

「いいよー♪集まったりするの?」

「そうみたい。バンドメンバーでとりあえず紹介するみたいな感じだと思う」


「はいはーい♪クラス以外で樹に会えるっ!!」

「あたしも楽しみだなー♪光莉が歌うの最近聞いてないし」


まだ歌うとは決まってないけどね。


アサも祐夏もいい人だからこれならいいバンドになるんじゃないかな?






ふと窓の外を見ると、夕焼けの赤が色濃く空に張り付いていた。