azure days-ツンデレ彼女とバカ男-


「アサー、祐夏ー。ベース決まったってさ」



祐夏はさっきから3個目のバーガーを頬張りながら「誰ー?!」と聞いた。


「樹くんだってさ」

「まじかっ!!」

「祐夏!食べながら叫ばないの。光莉、樹くんてベース弾けたの?」

「結構上手らしいよー」

「やったぁー!!樹とバンドー♪」

祐夏は食べることも忘れてはしゃいでいる。

「祐夏幸せそうだねー♪」

「だって樹すきだもん☆」


オープンに言ってるけど、祐夏は多分本気だ。


クラスでの彼女を見れば分かる。

他の男子にも笑って話すけど、樹に対してはオーラが違う。


なんか、全身から"大好き"が出てる感じ。