~♪ 俺のケータイが鳴った。 青くて小さなディスプレイには光莉の名前。 『ドラムとサポート決まった!!ベースは!?』 ベースは俺が探すんだった!! ………まぁアテはあるからいいか。 「亮ー」 「あー?」 「樹にさ、ベース弾いてくれるか頼んでくんね?」 「おーいいよ」 亮はケータイを取り出して電話をかける。 (樹は確か俺よりギター歴は長くてベースを主にやってるから多分大丈夫だろうな) 「いいってさー!」 「さんきゅ♪」 あっさりと了承を得た。 光莉に報告しないと!!