「アサ、お願い」
あたしからの多分初めての真剣な頼み。
アサもそれは分かっているようで、一瞬ためらってすぐにあたしを見つめた。
「…いいよ!」
「やったー!!アサありがとう♪」
「うわっ…!ちょ、祐夏!?」
祐夏がアサに抱きつく。
テーブルが揺れてアサのシェイクが落ちそうになったが、すぐあたしが捕まえた。
和明に報告しなきゃ。
あたしたちのドラムとサポートが決まったって。
どんな顔して喜ぶかな。
あたしはガラにもなく浮かれてる自分に少し引いて、メールを打った。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…