「俺に何の用だ」

ジンはまるで鏡の中の自分に問いかける様に、まっすぐオリジナル・ジンを見据えてこう言った。

そして、そう聞かれたオリジナル・ジンは、

「お前のデータが欲しい」

そうだ、オリジナル・ジンがこういう行動をした理由は、

あたしのジンだったんだ!!


もちろん、ジンは、

「断る」

こう即答した。